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抱っこでしか寝てくれない!

  

  

ご覧いただきありがとうございます。

ねんねアドバイザーのSleeprime遠藤祥子です。

「夜泣き」「寝かしつけに時間が掛かる」「昼寝ができない」など、子どもの睡眠で悩む方に対して、科学的根拠に基づいた知識やノウハウをお伝えしています。

普段は、「ねんね講座」「単発の電話相談・レポート相談」「コンサルテーション」「不定期イベント(子育てイベントへの出店・親子講座を実施している方とのコラボイベント等)の活動を通じて、乳幼児の睡眠改善・睡眠力UPをご支援しています。

 


 

こんな経験ありませんか?

 

抱っこでゆらゆら、バランスボールでゆらゆら、一生懸命スクワット。

30分掛けて、時には1時間近く掛けて、ようやく寝た・・・
「起きるな~、起きるな~」と念じながら、
そーっとお布団に置く。

 

 

しかし・・・

 

 

その思いは通じず、置いた瞬間、目がパチッ!そしてギャー!!😭

お布団に置こうと、抱っこの姿勢から前傾するだけで泣き始めるという声も良く聞きます。

 

 

はぁ、寝かしつけ、またやり直しだ。。。

気づいたら、1時間どころか2時間、3時間、抱っこゆらゆら、お部屋うろうろ。

 

 

お願いだから、寝たいなら早く寝てよ〜

 

そんなふうに思いながら、夜中、赤ちゃんと一緒に泣いたり、疲れでイライラして当たってしまったり、寝不足で白眼をむきながら抱っこゆらゆらしたり・・・

 

 

 

 

今は低月齢の頃からセルフねんね(自力で眠りにつくこと)を目指される方が増えている印象です(実際、私の相談者の半数近くが「セルフねんねしてもらうためにはどうすればいいですか?」と聞かれます)。

 

 

しかし、実は、65%以上の赤ちゃん(特に低月齢の赤ちゃんの大半)が、抱っこで眠りにつきます。

なぜなら?

抱っこは、赤ちゃんからすると、安全で、気持ちよくて、守られている感じ、つまり、お腹の中にいた時の快適さを感じられるからです。

なので、「抱っこでしか寝られない=悪い」なんて思わないでくださいね。

 

 

 

 

しかし、抱っこで寝かしつけは、見方を変えるとこんなデメリットもあります。

 


・親の負担(疲労)は溜まる一方。

・抱っこ中は、両腕がふさがり何もできない。

・背中スイッチが起きてしまう可能性がある。(初めから寝床に置いた寝かしつけに「背中スイッチ」という概念はありません。また、私の経験上、低月齢の頃から背中スイッチがある子は、成長と共に緩和されるより、むしろ酷くなる可能性の方が高い印象です

・今は上手に眠れていても、成長すると腕の中の納まり具合が悪くて眠る姿勢としてしっくりこず、眠りにつくまでに時間が掛かる可能性がある。

・(初めから寝床で寝られている子より)夜泣き、頻回起き(短時間睡眠)、早朝覚醒などの睡眠トラブルが起こる可能性が高まる。

 

 

 

私は相談者の方々には、「今」だけでなく、「3ヵ月後、6か月後、1年後」にどうやって寝かしつけたいですか?どうやって寝ててほしいですか?と必ず伺います。

 

 

もし、抱っこでの寝かしつけをやめたい場合は、「寝床に置く」を練習していきましょう!

 

 

【抱っこを辞めるためのポイント】

①睡眠環境を整える

・眠りに最適な状況を整えましょう。(光、音、温度・湿度、服装、寝床)

・新生児や低月齢の赤ちゃんはスワドルを使用するのもお勧めです。

・眠りに不要な物は寝室内に入れないようにしましょう。

 

 

②赤ちゃんの眠いサインを見逃さず、疲れすぎる前のご機嫌な状態で寝かしつけを始める
・うまく眠れるまでには時間が掛かることが多いです。寝かしつけたい時間より30分以上早めに寝かしつけをスタートしてみましょう。

 

 

③機嫌が良い時間帯に、寝床で一緒に横になり、静かに遊ぶ

・特に寝落ちしている子の場合、目が開いたまま寝転がる経験をしていません。寝頃がった時の景色を覚えさせてあげたり、寝床が安全な空間ということを、触れ合いをしながら教えてあげましょう。

 

 

④抱っこをする時間を短くする

・いきなり抱っこをなくすことに抵抗がある場合は、徐々に抱っこする時間を短くしていきましょう。
例えば、最初の3日~7日間は
抱っこで眠りを促してウトウトする様子が見られたら、完全に寝落ちする前に寝床に置いてみましょう。成功するようになったら、寝落ちをする直前ではなく、抱っこの時間を徐々に短くして早めに寝床に置いてみましょう。

・この方法を続けてもうまくいかず泣く時間が長いようなら、抱っこをしない方がうまく寝られるかもしれません。ねんねルーティン後に、おやすみ~と言って、そのまま寝床に置いてみましょう。

 

 

⑤子どもの眠る力を信じる

・毎回、抱っこでしか眠っていないなら、その方法でしか眠ったことがないので急に自力で寝てくれることはありません。親も子供も、新しい寝方を何度もトライし、試行錯誤した末に、抱っこなしで眠るコツを習得します。「抱っこでしか寝ない」と決めつけるのではなく、この子には自力で眠る力があると信じて、あなたのペースでトライしてみましょう。

 

 

番外編:

上記①~⑤を試しても抱っこを卒業できず、背中スイッチに悩んでいる場合は、睡眠サイクルの深いタイミング(約1520分後)で寝床に置いてみましょう。寝落ち直後に置くより成功する確率は高くなります。

ただし、この方法は、背中スイッチが免れても頻回起き(短時間睡眠)になる可能性はありますのでご注意ください…😨

 

 


⬇︎⬇︎抱っこでの寝かしつけに悩んでいたクライアント様の電話相談後の変化⬇︎⬇︎

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